今さら人にきけない疑問のページ

”長年ギター/ベースをやっているので、いまさら他の人や、バンドのメンバーにきくのは恥ずかしい”、なんて思ってしまうような疑問を集めてみました


☆エレキギター/ベースは、電源なしでも音が出るの?

 通常のパッシブタイプと呼ばれるエレキギターでは、御存知のように本体の中に電池等も入っておりませんし、シールドを通して電気が供給されているわけでもありません。すなわち、電源無しでも音は出ます。

 エレキギターから音が出る基本原理は、”本体の弦の下にあるピックアップが弦の振動を電気信号に変換して、その信号が出力され、それをギターアンプでさらに大きな信号にし、スピーカーを振動させ音を出す”というものです。 アンプでは、ギターからの電気信号を大きくするために電源を必要としますが、ギターから信号が出力されるまでは、電源は必要とされません。

 ピックアップは一種の発電機であると考えられますが、その発電を促すものは、弦の振動です。 つまり、演奏者が弦をピッキングするという行為によって、発電機を動かしているようなものなわけです。
 ただし、ローインピーダンスのピックアップを搭載したアクティブタイプと呼ばれるエレキギターでは、ピックアップからの信号が小さいゆえ、その信号を十分に大きくするために、ピックアップ本体内やギター本体内にプリアンプ等の電気回路を持っており、それを動かすための電池が必要になります。


ギター/ベースの形は音に関係無いの?

 弦の振動をピックアップが電気信号に変換して出力する、というのがエレキギターの基本原理とは言え、そのもととなる弦の振動状態は、ギター本体各部の影響を大きく受け、結果としてその音色/音質も変化するということになります。

 すなわち、ギターのボディやネックの木材、ブリッジやペグ等の金属部品、また塗装の種類さえも弦の振動状態に影響を与え、音を左右するわけで、当然、ギターの形によっても音の差が生じます


☆”歪み”って”ヒズみ”なの? ”ユガみ”なの?

 ”ユガみ”だと思っている人が意外と多いのですが、これは本来は国語の時間の話です。

 一般に、音に関しての話では、普通は”歪み”は、”ヒズみ”と読みますです。
 ”ゆがんだ顔”とは言っても、”ひずんだ顔”とは通常は言いませんが、逆に、”ひずんだ音”とは言っても、”ゆがんだ音”とは言わないでしょう。このように言っても、ピンとこないかたは、もっと読書などをしましょう。


☆PAって何の略なの?

 まずPAとは、ライブ時におけるステージ上のマイク、ダイレクトボックス、客席後ろのミキサー、ステージ脇の大きなスピーカー、さらにはこれらを結ぶ各種ケーブル、これらを総括した音響システムの呼び名です。

 そして、そのPAとは、”Public Address(パブリックアドレス)(正式には、Public Address System)”の略称です。 ”Public Address”とは、英語で”講演会”とか”公聴会”の意味ですので、このような”大勢の人が集まる場所で使用する音響システム”という感じでしょうか。短縮名で、このことをPAと呼んでいるわけです。
 日頃は単に”PA”と呼んでしまいますが、とりあえずは、”PAシステム”などと言ったほうが良いかもしれません。


☆ブースターって何?

 ブースターとは、本来は、エレキギター/ベースからの出力レベルが不足する場合に、それをアップさせて十分な音量を得られるようにしたり、あるいは、アンプや歪み系のエフェクターにて生じさせる歪みの度合いが不足する場合に、音量を上げると共にそれを補うために使用する機器の総称です。(高音域のレベルのみを補うトレブルブースターといった、特定の音域に対するもの等もあります。)

 したがって、ブースターとは、”ブースト機能”、すなわちギター/ベースからの電気信号の大きさをアップさせる機能を持っていることが必要となるわけで、基本的には、ブースターを通れば音量は大きくなるはずであります。
 しかし、近年では、音を歪ませる機能を持つエフェクター自身を”ブースター”と呼ぶことも多くなってしまっています。

 確かに、歪み系エフェクターの内部では、信号レベルを一度アップさせてはいるのですが、LEVELやOUTPUTと呼ばれるツマミにて、出力レベルは自由に設定できますゆえ、状況によっては、もとの音量よりも下げてしまっている場合もあり得ます。
 それでも、ブースターと呼ぶのは、本来少々オカシイのですが、歪み系エフェクター自身をブースターと呼ぶことがこれだけ一般化してしまっているので、まあ仕方がないですね。

 また、音をより歪ませると、音ヤセの発生によって、音量を上げても音が大きく聴こえないということもありますので、そのようなことも考慮すれば、やはり幅広くブースターと呼んでOKということになるでしょうか。


☆ピッキングの際に、ギターのボディに指先を付けて弾いても良いの?

 ピッキングフォームについては、リズムが正確でなくなる等、演奏に支障をきたすようなものでなければ、どのようなスタイルでも構いません。

 ピッキングの速度を速くする場合には、薬指や小指の先をボディ上面に接触させることにより、ピックが弦に当たる深さを一定にしやすくなるので、安定して弾けるというメリットがあります。
 ただし、あまり指先を押し付けるようにしてしまうと、手首の上下動であるピッキングの基本動作が損なわれる恐れがあるので、あくまでも軽く触れる程度です。

 あと、16ビートのコードカッティング等の場合には、指を伸ばすとリズムが狂うこともあるので、このような場合には、指は握るようにしたほうが良いかもしれません。


☆チョーキングの時、となりの弦の下に指先をもぐらせても良いの?

 多くの場合、チョーキング時には、となりの弦にいっしょに束ねて持ち上げるようにするスタイルが多いのですが、となりの弦の下に、チョーキングを行っている指の先をもぐらせていく方法もアリです。

 このようにすると、通常より小さい力で弦を持ち上げられるということの他、弦をもとの位置まで戻した時に、となりの弦の開放弦ノイズが出にくいというメリットが生まれます。

 ただし、弦高を高めにしなければならないことや、ツメを伸ばし気味にしないと行いにくいこと、また、指を幾分立てぎみにしなくてはならないので、指を寝かすことによる他の弦のミュートを行いにくい等のデメリットもあります。場合に応じて、使ってみてください。(このチョーキング方法を使用しているギタリストは小数ではあります。)